2016-11-30
昨日今日と朝来市のシルバー人材センターへ剪定の講習会へ行ってきました
(僕はいってないですけど、他二人がいってました)
お庭の植木の剪定は業者に頼むのであれば私たちのような造園業の会社か
シルバー人材センターである場合がほとんどです
このふたつのちがいの一つに剪定の費用計算があり
たいてい造園業者は日給換算
シルバー人材センターは時間給換算の場合が多いです
もちろん人や会社にもよりますが
時間あたりで考えるとシルバーの方が単価が安くなることが大半です
ただし現役職人と比べると剪定、掃除のスピードが違いますので
最終的にどちらが安いかは一概に言えないときがあります
植物という生き物を扱うこともあり剪定は奥が深く
植木の種類によってどんなハサミを使うか
植木の健康状態によってどう切るか
そのお庭の中でどういう風に見せるように切るか
毎年剪定するお庭、隔年で剪定、数年前から剪定されてないお庭なのか
次回の剪定の予定は来年か隔年後かそれとも未定か
剪定周期でも考えることがあったりします
造園業、植木屋を名乗って剪定しているのならどこでも
同じ種類の植木でもどういう風に剪定するかは千差万別と思って剪定していると思います
そんな専門的知識を持ち、かつ今後どう伸ばせばかっこよくなるかそんなことも考えています
そんなことを考えながら仕事をさせてくれるくらい自分の家の庭が好きな人が
単価が少し高くても私たち造園業者の剪定を依頼してこられます
しかし今の景気のよくない状況
そこまでお金をかけていられない、家族の世代交代して興味がない
でもある程度整えておかないと…なんて思われている方が多数おられることも知っております
僕たちも自社で作った庭、古くからお付き合いさせていただいているお庭
その剪定でいっぱいいっぱいで新規の剪定の仕事はほぼお断りしている状況でもあったりしています
そこでシルバー人材センターの出番です
シルバーの剪定部隊は班体制で仕事をされており
各班の班長はもちろん他にも剪定の上手い人はおられます
しかし定年後、初めて剪定バサミを持った人もおられます
まだまだ未熟な僕が見ても、えぇ…って思う剪定をされてるところを見かけるときがあります
ただ時間かけてお金かけてかっこよく剪定をしなくても
とりあえず剪定してある雰囲気があればいいってお客様も多分おられると思いますので
それを見ただけで一概に判断できるもんでもないのですけどね
そんなこんなで今回の講習会では
基本的な知識の座学
座学の他に、松の剪定の仕方などを実際剪定しながらお話しさせていただきました
基本を知って、コツを知って
カッコよく、はやく、楽しく、バリバリ剪定するおじいちゃんおばあちゃんが増えてくれたら
なんて思っております
そろそろ雪国庭師のおしごと
雪吊り、冬囲いも始まります
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