つぼちゃんブログ
  • 夏の植木の水やりについて

    投稿日:2017-07-20

    梅雨明けも発表され本格的な夏を迎えようとしています

     

    新たにお庭に植木を植えた方も、前から植木のあるお庭をお持ちの方にも

     

    せっかく植えた樹を枯らさないように、元気に育つように水やりについて少し聞いていただきたいお話です

     

     

                   

    新しく樹を植えたお庭で、樹の調子がおかしいからみて欲しいと連絡をいただくことがこの夏の時期に結構あります

     

    そしてその連絡のうちの大半が病気などではなく

    水不足で元気がなくなっていたり、枯れてしまっている状態だったりします

     

    花だと水をやろうって感覚になるのですが

    樹だと水をやらないと!って思えない人もいるのではないでしょうか?

     

    山の樹は誰も水やってないのに枯れてないし、とか

    近所の古いお庭とか見てても特に水やってるようには見えないけど元気に樹は育ってるし、とか

     

    まず植木と、山の樹はたとえ種類や形が同じだとしても

    目に見えない根の部分は全くの別物なのです

     

    野生の樹は種が落ち、芽が出て、その場所から思い切り太い根を縦横無尽に広げ成長していきます

     

    ですが植木はお庭に移植するために運びやすいように根巻きという根を短く切られています

    根巻きっていうのは樹の周りを掘って根を切って短くして麻布と紐で包む事です

     

     

    野生の樹は太い根を地下深くまで張っているので地面の表面が乾いていたとしても深い場所から水分を汲んでくることができるのですが

    植木は根っこが切られているので根巻きされた大きさより外側では水分が摂取できません

     

    根巻きは樹の大きさにもよりますが深さ十数センチから数十センチ

    いくら大きい木でも地面から1メートル下まで根を残すような事はほとんどないと思います

    (そこまで大きく寝巻きすると重すぎてクレーンなどの重機でも運べないくらいの重さになってしまうので)

     

    夏のような暑い時期に数日雨が降らなければ数十センチ程度なら土中の水分は乾いてしまい、植木は水不足になってしまいます

     

    木の枝を切ったり草むしりしたあとを思い出してみてください

    切って数時間ほったらかしにするだけでシナシナどころかチャリチャリになるくらい水分が抜けてしまいます

     

    数時間でチャリチャリに乾いてしまうような葉っぱを全て瑞々しく保つくらいに樹には水分が必要で蓄えているのです

     

    そしてその蓄えがなくなり始めると樹は生きるために日光の当たりやすさだとかを木自身が判断し、生命維持の必要性の低い順に木の枝を枯らしていきます

    それでも水不足が解消されなければ完全に樹は枯れてしまいます

     

     

     

    当社では水やりについて移植したての樹は5−10月くらいまでの期間で雨が降らない日が続けば

     

    三日に1回、これ以上に土が水を吸わないってくらいまで思い切り水やりをする

     

    または

     

    一日に1回、土がしっかり濡れるまで水やりをする事を推奨しています

     

    ジョウロ程度の水では全然足りませんのでホースで水やりをしてやってください

    朝起きた時すぐにホースの先を樹の根元に置いて

    チョロチョロ水を出して

    出勤時、車乗る前に水を止めるなんてやり方はオススメです

     

    樹は夏に根をよく伸ばしますので、ひと夏越えるまでは特に注意して樹をみてやってあげてください

    ひと夏越えればだいぶタフになります

     

    枯らしてしまうよくあるパターンのひとつに

    秋冬頃に植えた樹が初めて夏を越す時に水不足で枯らしてしまうパターンがあります

    秋冬は、木自体が休眠状態に入り根を含め成長をほぼ止め、

    気候的にも土が乾き切るような事にはならないのでほったらかしてても割と問題なく生きてしまうため

    そのまま暑くなってきても水やりしなくてもいいのかな?と思ったり

    そもそも水やり自体の必要性、というか木の存在に慣れきって木自体がただの景色の一部になってしまい、

    完全に忘れてしまっていて、ふとなんとなく目をやった時には、あれ枯れてる?なんて事になってたりします

     

    僕も夏場は暑くて外にいる時間はできるだけ少なくしたいって思っちゃうので

    早くクーラー効いた屋内へ行かねば!って植木の前を走り過ぎてしまう

    そんな気持ちも痛いほど分かります(笑)

    ですが家から出る時、帰る時にでもチラッと木の調子を見てあげてください

     

    植えてから数年経った木でも気を遣って見てあげてください

    お庭の樹って事は家の周囲に植えられてますので

    その土は造成地だったりすると家建てる時、建てる前からガチガチに重機で締め固めされているって事です

     

    当社も樹を植える時は土の硬さや質をみて掘る土の量を変えて良い土に入れ替えたりはしていますが

    根は順調に伸びてもいっても重機で締め固めれたような地盤に当たるとそれ以上掘り進んでまでは張れるほどのパワーはありませんし

    一度根を切られた植木は太い枝を遠くに伸ばしたりしようとせず、自分の近いところで細かい根をたくさん張ろうとします

     

    数年経ったから大丈夫だとか思わずに時々でも調子を見てあげる事が重要です

     

     

    あとは石垣だとかコンクリートブロックに囲まれて地盤より高い位置の生垣とかも水不足になりやすいです

    水も高い位置から低い位置に下って流れていきますので

    高い位置に植えられてるってだけで他の場所より土の保水力は減ってしまいます

    その中でも一番角っこに植えられてる植木なんかは

    太陽の光に焼かれ熱を持った石垣やコンクリートブロックに

    残っている土中の水分まで蒸発させられカラカラに乾いた水不足の状況にさせられやすいです

     

     

    基本的に夏場の水やりは、こんなにやるの!?…ってくらいあげていいと思うのですが

    土中の環境が粘土質だったり、水はけが悪かったりする場所でそれだけ水をやると、

    今度は根腐れを起こしたり、木が酸欠になったりと悪影響になったりします

     

    特に豊岡市内は昔湿地だった場所とかもあるので、

    そういうところでは土の下で締め固まった泥が呼吸できずに土自体が腐っていてそれが植木に影響するような可能性もあります

     

    木によって寒いのが苦手、暑いのが苦手、乾いた気候が苦手、湿気た気候が苦手とか性格が異なったりもしますので

    一概にこんだけ水をやりゃ大丈夫!なんてことも言えないので

    水やりって意外と難しいのです

     

    ただ木は水不足になると

    葉っぱの色が変わってみたり

    チャリっとしてみたり

    クルッと巻いてみたりとその環境に合わせて対応しようと変化します

     

    それがなんとなくでも分かるくらいまで好意を持って木をみてやるって事が枯らさない一番大事なことな気がします

     

    なんか木の調子は悪そうって思ったら

    どこの植木屋さんでも木の状況を見れば

    病気なのか水不足なのか栄養不足なのかとかは、だいたいは分かると思うので

    枯らしてしまう前に近くの植木屋さんに聞いてみるのがいいかもしれませんね

     

     


    カテゴリー:お庭, お知らせ, 未分類